新監督に“明暗”、高卒18歳が快挙、西武の両新人が白星…開幕3カードでの「初」記録

日本ハム・新庄監督(右)とソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】
日本ハム・新庄監督(右)とソフトバンク・藤本博史監督【写真:藤浦一都】

西武の隅田知一郎と佐藤隼輔が初勝利、楽天・安田悠馬は初アーチ

「パ・リーグ インサイト」は今季から新企画「Monday パ」を実施。4月の第1月曜日は“初記録”を特集する。3年ぶりの延長12回制実施、観客数の上限撤廃など“日常”が少しずつ戻ってきた中で開幕した2022年シーズン。4月2、3日の楽天対ソフトバンクは新型コロナウイルスの影響により中止とまだまだ気は抜けないが、ここまでの3カードでは熱戦が繰り広げられている。

 開幕カードで注目されたのが新庄剛志監督が率いる日本ハムと、藤本博史監督が就任したソフトバンクの新監督対決。本拠地に日本ハムを迎えたソフトバンクが初戦を取ると、勢いそのままに3連勝を飾った。両監督は、その後の2カードでも明暗が分かれた。ソフトバンクは続くオリックス戦も3連勝、4月1日の楽天戦も勝利。藤本監督は就任1年目では新記録となる開幕7連勝を果たした。

 一方、日本ハムは続く西武戦も連敗を喫して開幕5連敗。3月31日の西武戦で6戦目にして初勝利を手にしたが、週末のオリックス戦で再び3連敗を喫し、1勝8敗と厳しい船出となった。

 新人にも嬉しい「初」記録が生まれた。西武はドラフト1位・隅田知一郎投手と同2位・佐藤隼輔投手が開幕ローテーションに入り、ともに初先発で白星を挙げた。楽天のドラフト2位・安田悠馬捕手は3月29日のオリックス戦で田中将大投手を好リードしながら、1点ビハインドの5回に新人1番乗りとなる同点の初本塁打。同点で迎えた7回には1死1、3塁から四球でつないで直後に逆転。勝利に貢献した。

 ロッテのドラフト1位・松川虎生捕手はプロ野球高卒新人捕手史上3人目となる開幕スタメンを果たし、3月27日の楽天戦で初安打を記録。3月31日のソフトバンク戦では初めて盗塁を阻止した。3年目の佐々木朗希投手との“ドラ1バッテリー”にも注目が集まり、4月3日の西武戦では好リードで佐々木朗の今季初勝利をアシストした。

(「パ・リーグ インサイト」小野寺穂高)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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