柳田&栗原離脱の緊急事態を救う 鷹のベテラン松田宣浩が語る窮地の乗り越え方

ソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・松田宣浩【写真:藤浦一都】

開幕から連勝が続く中で白星に貢献できていなかった松田

■ソフトバンク 7ー3 オリックス(7日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは7日、本拠地PayPayドームでオリックスと戦い、7-3で逆転勝ちした。主砲の柳田が左肩腱板炎で登録抹消になる緊急事態で勝負を決める一打を放ったのはベテランの松田宣浩内野手。頼りになる精神的支柱がチーム一丸の勝利を呼び込んだ。

 逆転されて迎えた6回だった。1死満塁で中村晃が押し出し四球を選んで同点に。なおも満塁で松田が打席に入った。1ストライクからの2球目。2番手・小木田の外寄りのカットボールを逆らわずに弾き返すと、打球は右中間を真っ二つ。38歳のベテランは懸命に走って三塁まで到達し、走者一掃の三塁打に。これが決勝打になった。

 チームは開幕8連勝のスタートダッシュに成功したが、チームを引っ張るベテランには忸怩たる思いがあった。「チームが連勝している中で貢献したい思いがあったけど、なかなか貢献できることがなかった」。この日を迎えるまで打率.077。投手陣と若い選手の頑張りで連勝を積み重ねる中で、チームに貢献できていない自分がもどかしかった。

「どうやってカバーするかというと束になってかかるしかない」

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