鈴木誠也は「すぐに適応する」 メジャー初安打に指揮官期待「右翼でもいいプレー」

「6番・右翼」で先発したカブス・鈴木誠也【写真:AP】
「6番・右翼」で先発したカブス・鈴木誠也【写真:AP】

第2打席では昨季CY賞右腕からメジャー初安打、2打数1安打1得点

■カブス 5ー4 ブルワーズ(日本時間8日・シカゴ)

 カブスの鈴木誠也外野手が7日(日本時間8日)、本拠地でのブルワーズとの開幕戦に「6番・右翼」でスタメン出場し、メジャー初安打を含む2打数1安打1得点だった。2四球で3打席連続出塁も記録。打席で見せた冷静な姿に、デビッド・ロス監督は試合後「彼は打席に立つたび、慣れてきているように感じる。タイミングも合ってきている」と頷いた。

 スタンディングオベーションで迎えられた2回1死二塁のメジャー初打席は、昨季のサイ・ヤング賞右腕・バーンズと対峙して四球。続く5回先頭の第2打席で、1ストライクからスライダーを捉え、ファーストスイングをメジャー初安打にした。さらにヘイワードの中前打で三塁まで進むと、犠飛で同点の生還して初得点も記録。その後ホーナーが勝ち越し2ランを放ち、鈴木の安打が一時逆転の呼び水となった。

 6回2死走者なしの第3打席は、2番手左腕・アシュビーから四球を選んで3打席連続の出塁。迎えた8回先頭の第4打席は、3番手右腕・カズンズのスライダーに手が出ず3球で見逃し三振に倒れたが、大舞台でも“らしく”冷静に打席で球を見極めた。

 2本塁打を放ったオープン戦では打率.235と試行錯誤も続いたが、指揮官は「私がこれまで見た限り、タイミングが合ってないと彼が感じる状況でも、すぐに適応する」と心配していない様子。守備でも軽快な動きを見せていただけに「右翼でもいいプレーをしている」と称えた。

(Full-Count編集部)

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