日本ハム8失点大敗は「西川にやられている」 昨季までの同僚に武田コーチ「厄介」

楽天・西川遥輝【写真:町田利衣】
楽天・西川遥輝【写真:町田利衣】

楽天の西川は5打数3安打と昨季までの本拠地で躍動

■楽天 8ー5 日本ハム(9日・札幌ドーム)

 日本ハムは9日、本拠地・札幌ドームで行われた楽天戦で13安打を浴び8失点で敗れた。武田勝投手コーチは、その原因として「1、2番の出塁」を挙げた。中でも、昨季までの同僚で「1番・左翼」に座った楽天・西川遥輝外野手が3安打と打線の火付け役となったことを悔やんだ。

 13被安打のうち、1番の西川、2番の山崎剛内野手で計6被安打とかき回された。武田コーチは「分かりやすく言うと西川にやられているというイメージがあります。やはり1、2番の活躍が失点につながっているというか、そこの出塁が防げればもっとうちのペースでできたんじゃないかと思います」と敗戦を振り返った。

 昨季限りで日本ハムを“ノンテンダー”となり退団し、楽天に加入した西川は選球眼が良く、昨季はパ・リーグで3番目に多い89個の四球を選んだ。一方で打撃の積極性もあり、塁に出れば足もある。前日8日も適時打を放って二盗を決めるなど、昨季までの本拠地で躍動している。

「追い込んでいても気付いたら(カウント)3-2にされているという意味で、投げにくさというのは多分それぞれあったと思いますし、チャンスの場面では積極性も持っているという意味では、非常に厄介な打者だなと思います」と武田コーチ。同一カード3連敗を避けるためにも重要な10日の一戦。1番・西川をどれだけ封じるかが、勝敗を分ける鍵になりそうだ。

(町田利衣 / Rie Machida)

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