楽天が開幕9連勝、日本ハムも5連勝でダッシュに成功 パ6球団の2軍成績をチェック
ウエスタンではソフトバンクで川瀬、正木と若手が活躍
西日本のウエスタン・リーグに目をやると、開幕3連勝と好スタートを切ったソフトバンクは、川瀬晃内野手、正木智也外野手ら若鷹の躍動が好調の原動力だった。1軍は栗原陵矢外野手、柳田悠岐外野手ら主軸が離脱するという緊急事態。正木はすでに1軍へ昇格しているが、ファームですでに3本塁打を放っているリチャード内野手ら若手もここで出場機会をつかめるよう、ファームで実績をさらに残したいところだ。
オリックスは昨季、1軍がリーグ優勝を果たす一方で、2軍は大きなゲーム差をつけられ最下位に沈んだ。今季より大阪市の本拠地球場名を「杉本商事バファローズスタジアム舞洲」としたものの、ここまでは3勝12敗と大きく負け越している。10日の試合では、来日初登板のワゲスパック投手の好投もあり、連敗をストップしている。今後の巻き返しに期待。
最後に、今週の1軍の見どころを。10日にロッテ・佐々木朗希投手が達成した完全試合の興奮がいまだ冷めやらぬパ・リーグでは、下位チームの巻き返しに注目したい。打線が奮起し連敗を「7」でストップした西武と、相手守護神を攻略し劇的サヨナラを飾った日本ハムという勢いに乗りたいチームが直接対決。「BIGBOSS」こと新庄剛志監督は初の連勝なるか。
また自身の連勝記録をチーム新記録の「18」へと更新したオリックス・山本由伸投手や、おそらく週末にまた登板するであろう、佐々木朗投手という「怪物」にも注目だ。
(「パ・リーグ インサイト」小野寺穂高)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)