超遅球が「よく曲がるなー」 打者も大苦戦の“魔球”が「綺麗に吸い込まれていく」

12日の西武戦に先発した日本ハム・加藤貴之【写真:荒川祐史】
12日の西武戦に先発した日本ハム・加藤貴之【写真:荒川祐史】

日本ハム・加藤貴之、今季初勝利を導いた厄介で美しい“魔球”

■日本ハム 3ー0 西武(12日・ベルーナドーム)

 日本ハムの加藤貴之投手が12日、ベルーナドームでの西武戦で“魔球”を駆使して今季初勝利を挙げた。球速100キロを切る“超スローボール”ながら、西武打線はことごとく大苦戦。剛速球にはない魅力に、ファンからは「綺麗に吸い込まれていく感じが気持ち良すぎる」「よく曲がるなー」と称賛の声が上がった。

 左腕から放たれたボールは、大きな弧を描いて捕手のミットに収まる。投球に大きな幅を生むカーブが、面白いように決まった。西武打線は捉えることができず、不意を突かれて見逃すケースも。抜群の制球力で6回2/3を投げて4安打無四球4奪三振の無失点に抑えた。

 7年目を迎えた29歳右腕の好投もあり、新庄ビッグボス率いるチームは今季初の連勝。思わず見惚れてしまう“遅球”を「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeも注目。ファンからは「強気でストライク先行のピッチング痺れるぜ」「こんなにビタビタに決まるから打者はたまったもんじゃないよね」「制球力がバケモンすぎる」などと称賛コメントが寄せられた。

【実際の映像】西武打線も大苦戦「よく曲がるなー」 ハム加藤が投じた“超遅球”は「綺麗に吸い込まれていく」

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