「打とうと決めたら迷うな」 山川&森を欠く西武・辻監督が若手野手に望むこと

西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】
西武・辻発彦監督【写真:荒川祐史】

辻監督の判断で3番に据えたオグレディが2打点をマーク

■西武 4ー3 日本ハム(13日・ベルーナドーム)

 主軸2枚を欠く西武が、打線編成に試行錯誤している。13日に本拠地ベルーナドームで行われた日本ハム戦では呉念庭内野手を今季初めて4番に据えた打線が機能し、4-3で競り勝った。

 1番・鈴木将平外野手、2番・岸潤一郎外野手、3番に新外国人のブライアン・オグレディ外野手、4番・呉の並びが功を奏した。日本ハム先発の立野には3月31日の対戦で5回2失点に抑えられ白星を献上していたが、この日は鮮やかに攻略した。初回1死から岸が右前打で出塁すると、オグレディが右翼線へ先制適時二塁打。呉も右前適時打で続いた。

 3回にも、再びオグレディが1死三塁から右翼フェンスを直撃する2打席連続の適時二塁打を放った。辻発彦監督は試合後、「実は(コーチ陣は)最初、オグレディは2番でいこうと言っていたのだけれど、俺が3番にしてくれと頼んで替えてもらったんだよ」と明かす。さらに「そういう気がした。走者が1人2人出れば、オグレディは勝負強い所があるからね」と自画自賛した。

 西武は主砲の山川穂高内野手が右太もも肉離れで3月31日から、森友哉捕手も右手人差し指骨折で今月3日から戦列を離れている。山川の離脱後、呉は森、中村、ジャンセン、外崎に続き早くも5人目の“4番代行”だった。

「打席に立ったら打てる球を打てばいい」

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