襲ってきた大谷翔平の174キロ弾は「本当に怖かった」 見事キャッチのファン証言

大谷翔平の本塁打をキャッチしたダスティン・ケンプさん【写真:小谷真弥】
大谷翔平の本塁打をキャッチしたダスティン・ケンプさん【写真:小谷真弥】

「レンジャーズの選手になってほしかった」敵軍ファンが大谷の2号HR球キャッチ

■エンゼルス 9ー6 レンジャーズ(日本時間16日・アーリントン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は15日(日本時間16日)、今季初本塁打を含む1試合2発の大暴れを見せた。敵地・レンジャーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場。初回に待望の1号プレーボール弾、5回に特大2号2ランを放った。4点差逆転勝ちの口火を切る一発を見事にキャッチしたのが、テキサス州イニス出身でレンジャーズファン歴21年目のダスティン・ケンプさん。打球速度174キロ、126メートルの特大弾に「本当に怖かった」と振り返った。

 ケンプさんは妻アリソンさん、息子ネイトくんと右翼席中段で観戦。HR球キャッチには苦い思い出があった。「以前、ミゲル・カブレラ(タイガース)の打球をキャッチしようとして、指を骨折してしまったんだ。あの時は素手だったから」。ケンプさん自身は6歳から大のレンジャーズファン。選手を近く見られる前列で観戦する手もあったが、今回は家族もいる。安全策で右翼スタンドの中段席を選択した。だが、大谷の本塁打は想定を上回ってきた。

「オオタニはすごく遠くまで飛ばす。本塁打を打つのは知っていたけど、まさか僕らのいるところまで飛んでくるとは思わなかった。僕たちのところにドンピシャで打ってくるんだから……。クレイジーだね。ベリーグッドプレーヤーだよ」

 2017年オフの大谷争奪戦ではレンジャーズも最終候補7球団に残っていた。「僕の好きな選手の1人。レンジャーズの選手になってほしかった。レンジャーズファンだけど、いい選手には敬意を払っている。どのチームでプレーしていようが関係ない。本当にいい選手だから」とケンプさん。幸い怪我もなし。レンジャーズは逆転負けしたものの、上機嫌で試合観戦を楽しんだ。

【写真】ここまで飛ばすとは…大谷翔平の2号2ランの着弾点から見た試合風景

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY