佐々木朗希、8回完全投球もまさかの降板 初の2戦連続完全試合ならずチームも敗戦

日本ハム戦に先発したロッテ・佐々木朗希【写真:共同通信社】
日本ハム戦に先発したロッテ・佐々木朗希【写真:共同通信社】

10日のオリックス戦から17イニング連続完全投球も…

■日本ハム 1ー0 ロッテ(17日・ZOZOマリン)

 ロッテの佐々木朗希投手は17日、ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦に先発し、8回まで走者を1人も出さない完全投球を続けながら降板。史上初の2戦連続完全試合まであと3人に迫りながら達成できなかった。前回先発した10日のオリックス戦では史上16人目の完全試合を達成し、ここまで52人連続で打者をアウトに仕留めていた。試合は両軍無得点のまま延長に突入、10回に3番手の西野勇士投手が万波中正外野手に決勝ソロを浴び、ロッテが0-1で敗れた。

 佐々木朗は初回、細川と石井を連続三振に打ち取る絶好の立ち上がり。2回には清宮と近藤から三振を奪い、今季開幕から続けてきた連続イニング奪三振を「25」まで伸ばし、2020年に山本由伸(オリックス)が達成した日本人最長記録に並んだ。3回に連続イニング奪三振は「25」でストップしたものの、8回まで1人の走者も許していなかった。

 史上初の2試合連続完全試合に期待が高まる中、両チーム無得点で最終回へ。スタンドが盛り上がりを見せる中で、井口資仁監督がベンチから出て、投手交代を審判に告げた。9回は守護神の益田がマウンドに上がり、佐々木朗は完全投球を続けたまま、まさかの降板となった。

 佐々木朗の先発は今季4試合目。この日の試合前まで23イニングを投げて被安打はわずか7本、42奪三振という異次元の成績を残していた。10日のオリックス戦では完全試合の他にも、NPB記録を64年ぶりに更新する13者連続奪三振、NPB記録へ27年ぶりに並ぶ1試合19奪三振と記録ずくめだった。

【実際の動画】まさかの降板に球場どよめく… 佐々木朗希の交代を井口資仁監督が告げた瞬間

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