メジャー新記録の「100マイル超を39球」 “デグロム超え”22歳新人が「エグすぎる」

レッズのハンター・グリーン【写真:AP】
レッズのハンター・グリーン【写真:AP】

レッズのグリーンは17日のドジャース戦で161キロ超を39球投げた

■ドジャース 5ー2 レッズ(17日・ロサンゼルス)

 レッズの22歳右腕ハンター・グリーン投手が16日(日本時間17日)に敵地で行われたドジャース戦に先発し、メジャー新記録となる「1試合100マイル(約161キロ)超39球」を記録した。これまでの1試合最多はメッツのジェイコブ・デグロム投手が昨季マークした33球。今季メジャーデビューしたばかりの右腕の快挙に、ファンも「この選手、凄い爆発力」「クレイジーだ」と驚いていた。

 22歳の剛腕がメジャー2戦目の登板であふれる才能を発揮した。80球を投げて5回1/3を5安打6奪三振3失点(自責2)。6回にトレイ・ターナーに先制の2ランを許してメジャー初黒星を喫したが、最速102マイル(約164.2キロ)をマークするなど、39球が100マイル超え。MLBで投球トラッキングが開始された2008年以降の新記録となった。

 ロサンゼルス生まれの右腕が成し遂げた快挙を、MLB公式サイトは「グリーンが地元での先発試合で記録を塗り替える」の見出しで詳報。前日15日(同16日)に実父との再会を楽しんだという本人は記録について「全く知らなかった」そうだ。デビッド・ベル監督は「本人はこの瞬間をとても楽しんでいるように感じた」と称賛している。

 ピッチング・ニンジャとして知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏もこの日の投球に注目。「ハンター・グリーン、100マイル、100マイルそして101マイル」として剛球3連発動画を投稿すると、「キャッチャーミットが熱くなってるだろうね」「彼こそ(球界の)未来」「これだけ速くて手元で変化する球は禁止にするべき。どうやって打てっていうの?」「こんなのをコントロール良く投げるなんてクレイジーだ」とコメントが寄せられた。日本語でも「ハンター・グリーンね、覚えた」「弾エグすぎる キレも良さそう…」と驚きの声が上がった。

【実際の映像】「凄い爆発力」 1試合に161キロ超を39球投じたレッズ22歳ルーキー

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