勝率.158の阪神はどこまで巻き返せる? 過去のシーズン最多敗戦、最低勝率は

平成に入ってからは創立1年目だった2005年・楽天の97敗がワースト

 続いてシーズン最多敗戦数を見てみよう。NPB史上唯一の100敗を喫したのは、1961年の近鉄で103敗(36勝1分)だ。開幕4連敗したチームはその後も浮上することなく、阪急と最下位争いを演じた。6月以降は3度の10連敗を喫し、10月にはついに100敗に到達して最終的には首位・南海に51.5ゲーム差を付けられた。

 これに続くのが、ワースト勝率でも登場した1955年の大洋の99敗、そして、1956年の高橋ユニオンズの98敗となる。平成以降では球団創設1年目だった2005年の楽天の97敗(38勝1分)が目立つ。

 今年の阪神は戦力的にみても、最下位に低迷するチームではないはず。コロナ禍での戦力ダウンは致し方無いが、何とか浮上のきっかけをつかんでセ・リーグを盛り上げてほしいところだ。

○シーズン最低勝率ワースト5
1958年・近鉄 勝率.238(130試合29勝97敗4分)
1955年・大洋 勝率.238(130試合31勝99敗0分)
1954年・洋松 勝率.250(130試合32勝96敗2分)
1961年・近鉄 勝率.261(140試合36勝103敗1分)
1970年・ヤクルト 勝率.264(130試合33勝92敗5分)

○シーズン最多敗戦球団ワースト5
1961年・近鉄 103敗(140試合 36勝1分)
1955年・大洋 99敗(130試合 31勝0分)
1956年・高橋 98敗(154試合 52勝4分)
1955年・トンボ 98敗(141試合42勝1分)
2005年・楽天 97敗(136試38勝1分)

(Full-Count編集部)

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