大怪我からの復活間近… 西武“韋駄天”の1軍復帰に辻監督「難しいのよ…」

辻監督「無理させて怪我をさせると、野球人生に関わるかもしれない」

 ただ、辻発彦監督は慎重だ。「難しいのよ。1軍にいたらレギュラーで使ってしまう。ここで無理させて怪我をさせると、彼の野球人生に関わるかもしれない。焦らずにと思っていて、どういう風に進めていこうかと考えています。本人は『いける、いける』と言っているけれど、どれだけのスピードでいけるのか、いろいろ計測して調べてみます」と念には念を入れる方針を示した。

 山川の場合も12日から出場選手登録が可能だったが、8日の試合前練習から合流させ、状態を見守った上で復帰させた。若林は負った怪我がさらに重傷でリハビリ期間も長かった。快足を生かして走攻守全てにおいて高いパフォーマンスを発揮できる選手だけに、なおさら慎重になるのもわかる。今季2軍戦でも盗塁企図はまだ1つもない。

 今季の西武の1番は、定着を期待された鈴木が打率.203(19日現在)と低迷。17日のオリックス戦では源田、19日のロッテ戦では山野辺が1番を務めた。“新スピードスター”が本来の姿で戻ってくるのはいつか──。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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