大谷翔平、待望の今季初勝利 自己最多タイ12Kで6回1安打無失点、打撃で2点二塁打

6回12奪三振無失点の好投で今季初勝利を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
6回12奪三振無失点の好投で今季初勝利を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

6回途中までパーフェクトの圧巻投球、打撃では4打数2安打2打点

■エンゼルス 6ー0 アストロズ(日本時間21日・ヒューストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、自己最多タイ12奪三振の力投で今季初勝利を挙げた。敵地・アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で出場し、6回1安打無失点と好投。6回1死で初安打を許してパーフェクトはならなかったが、圧巻の投球を見せた。バットでも初回の第2打席で左越え2点二塁打を含む2安打2打点をマーク。チームは2連勝で地区首位をキープした。

 奪三振ショーだった。3回先頭のグットラムから自己最長となる6者連続三振。2018年4月8日のアスレチックス戦に並び自己最多タイの12奪三振。2桁奪三振は今季初、通算7度目だ。

 6回は元同僚カストロの中前打とペーニャの四球などで2死一、二塁としたが、ブラントリーを二ゴロに打ち取った。最速98.5マイル(約158.5キロ)のフォーシームを軸に、キレのあるスライダー、スプリットで寄せ付けなかった。6回81球(ストライク55球)を投げ、12奪三振1四球、1安打無失点。防御率4.40となった。

 バットでは初回先頭で四球を選び、打者一巡で迎えた同2死満塁で左翼フェンス直撃の2点二塁打を放った。大量6得点のビッグイニングとなった。6回1死では意表をつくバント安打。4試合ぶり、今季3度目のマルチ安打をマークした。メジャー通算383安打とし、田口壮を抜いて日本人歴代9位。4打数2安打2打点1四球で打率.236となった。

 今季3試合目の登板。開幕から2戦2敗。試合前まで対アストロズ戦は通算6試合で0勝3敗、防御率5.92。敵地ミニッツメイド・パークでは0勝2敗、防御率6.50と鬼門としていた。リアル二刀流・大谷が待望の初白星をつかみとった。

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