日本ハムが今季最多12点で鷹に大勝 “予告弾”に新庄監督「勘ピューターが当たった」

日本ハム・新庄剛志監督【写真:町田利衣】
日本ハム・新庄剛志監督【写真:町田利衣】

試合前「きょうはちょっと期待したい」と口にした万波が3ラン

■日本ハム 12ー5 ソフトバンク(22日・札幌ドーム)

 日本ハムは22日、札幌ドームで行われたソフトバンク戦に12-5で勝利し、連敗を2で止めた。今季最多の12点を奪っての大勝。初回に3ランを放った万波中正外野手の爆発を試合前に“予告”していた新庄剛志監督は試合後「僕の勘ピューターがすごく当たった」と大喜びだ。日本ハムは開幕3連敗を喫したソフトバンクに今季初勝利。

 初回、渡邉の二ゴロの間に1点を先制。なお2死一、三塁から万波が左翼へ3ランを放ち4点を先制した。2回にも打撃好調の松本、今季初めて4番起用された野村が適時打を連ね、7-0とリードを広げた。さらに4回には近藤、6回には石井が2ランで畳みかけ、リーグ最多の本塁打を記録する打線が火を噴いた。

 指揮官は試合前「今日はちょっと万波くんに期待」と本塁打を予告するかのような話をしていた。試合後は「当たったでしょ!」と大喜び。「フリーバッティングでものすごくいいバットの出方、角度……。そうですね。僕の勘ピューターが今日はすごく当たったので、良かったんじゃないかと思います」と鼻高々だった。

 ただ、今季最多得点での大勝は、守り勝つ野球を目指す指揮官にとっては理想とは違うよう。「そんなの関係ない。こういう試合、あんまり好きじゃない。あまり成長しないというか。2、3点差のゲームで緊張感持ってやる方が俺は好きですね」と振り返っていた。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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