大谷翔平をなぜ1番に置くのか? 指揮官が期待する役割は「走者を返すことではない」

取材に応じたエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:小谷真弥】
取材に応じたエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:小谷真弥】

大谷、トラウトの1、2番コンビがお気に入り「彼が1番を打てばマイクが後ろに控える」

■エンゼルス ー オリオールズ(日本時間24日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、本拠地のオリオールズ戦に「1番・指名打者」で先発出場する。開幕から全15試合で1番起用。大谷を1番で起用する理由について、ジョー・マドン監督は「彼が打席に立つ機会が増えるからだ。彼が1番を打てば、マイク(トラウト)が後ろに控えることになる」と語った。

 オープン戦期間中は9番にはフレッチャーを入れてきたが、現在は負傷者リスト入り。主にベラスケスが9番で起用されている。「オオタニが1番を打つということは9番に今よりいい打者を入れるべきか」との問いかけに、指揮官は「それは試したことがある。投手を8番にして、9番に野手を入れることでね。ショウヘイが1番に入ることについて、大事なことは彼が走者を返すことではない。(いずれにせよ)彼は多くの打者を生還させるだろうが。多くの選手が彼の前に出塁する機会もあるだろうが、彼の打席がより早く再び回ってくるというアイデアを私は好んでいる」と話すにとどめた。

 ここまで大谷は打率.220、出塁率.270となっている。シーズン序盤で成績は伸びてこないが、しばらくは1番打者として起用することになりそうだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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