最下位の日本ハムが「数」も「ペース」も1位 開幕から1か月、パの“ホームラン事情”

楽天・西川遥輝【写真:荒川祐史】
楽天・西川遥輝【写真:荒川祐史】

楽天・西川遥輝は規定打席到達者の“本塁打ペース”でトップ

「AB/HR」とは「At Bats per Home Run」の略で、本塁打が出るまでにかかる打数の平均を表す。(打数)÷(本塁打数)で求められる。昨季本塁打王になったオリックス・杉本裕太郎外野手の昨シーズン数値は14.94だった。

 規定打席到達者で、最も本塁打のペースが高いのは楽天・西川遥輝外野手で22.33(67打数、3本塁打)。4月6日の西武戦で移籍後初本塁打を放つと、16、17日のソフトバンク戦では2試合連続本塁打をマークした。打率.343、15打点はともにリーグ2位だ。

 楽天・浅村栄斗内野手は3位で23.67(71打数3本塁打)。今季1号を放った4月20日の日本ハム戦から5試合連続安打中。この5試合では16打数11安打3本塁打と打ちまくり、シーズン打率も.338まで上げている。18打点では1位、打率.338は3位と、こちらも好ペースだ。

 浅村を抑え、「AB/HR」でわずかに上回るのは日本ハム・石井一成内野手。22.67(68打数3本塁打)で2位につける。日本ハムはチームとして本塁打数だけでなく「AB/HR」も37.57で、パ・リーグ6球団でトップに立っている(2位は楽天の41.40)。

(「パ・リーグ インサイト」小野寺穂高)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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