吉田輝星、覚醒の裏に藤川球児氏の“リモート指導”「いい方向に進めている」

日本ハム・吉田輝星【写真:町田利衣】
日本ハム・吉田輝星【写真:町田利衣】

同点の7回から登板、伏見から見逃し三振を奪うなど1回無失点

■オリックス 4ー2 日本ハム(27日・東京ドーム)

 日本ハムの4年目・吉田輝星投手が27日、東京ドームで行われたオリックス戦でプロ初ホールドをマークした。これで9試合連続無失点、防御率1.69。ルーキーイヤーにプロ初勝利を挙げながらその後は伸び悩んでいた右腕の覚醒の裏には、阪神で通算243セーブを挙げた藤川球児氏の存在があった。

 通算20試合目の登板でついた初ホールド。試合後、報道陣からその感想を聞かれると「同点でつくと分かってなかったので今知りましたけど、よかったです」と笑った。

 先発で今季初登板した3月27日のソフトバンク戦(PayPayドーム)こそ4回3失点だったが、その後救援に転向してから失点なし。美しい回転で、球速以上の威力を持つ直球が冴えわたり、アウトを積み重ねている。

 この日は2-2の7回から3番手で登板。先頭の伏見には145キロ直球を外角低めに決めて見逃し三振を奪い、続く来田は一ゴロ。福田に死球を与えたが、西野を左飛に打ち取り1回無失点で役目を終えた

「体のコンディショニングとか投げ方とかいい感じでできているので、これからもしっかり続けていけたらいいかなと思います」と手応えも口にする。リリーフとしての調整にも慣れ、疲労軽減のためにアップをしない日や、ブルペンでは7球程度しか投げないなどスタイルを確立しつつある。

初ホールド挙げ欠かせぬ存在「自分のできる役割をしっかり全うしたいなと思います」

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