顔面付近への151キロから“大乱闘” 前日に頭部死球の主砲が激怒「卑劣だ」

カージナルス‐メッツ戦で大乱闘が勃発【写真:ロイター】
カージナルス‐メッツ戦で大乱闘が勃発【写真:ロイター】

打席のアレナドが顔面近くの投球に激高、乱闘に発展した

■カージナルス10ー5 メッツ(日本時間28日・セントルイス)

 27日(日本時間28日)に行われたカージナルス対メッツで大乱闘が発生した。顔面付近に投げられたカージナルスの主砲ノーラン・アレナドが激高。両軍選手らが一斉にグラウンドに飛び出し、激しい揉み合いになった。前日26日(同27日)に頭部死球を受けていたメッツの主砲ピート・アロンソもヒートアップ。騒動後に怒りをぶちまけた。

 MLB公式サイトによると、5点リードしていたカージナルスの8回の攻撃で乱闘は起きた。この試合で3安打3打点の活躍だったアレナドに対してメッツのヨアン・ロペスが投じた94マイル(約151キロ)は顔面付近を通過した。アレナドが叫び、ロペスがアレナドに向かって歩を進めたところで、両軍ベンチは空の状態に。グラウンド上で激しい揉み合いになった。

 伏線があった。メッツのJD・デービスが8回に左脚に死球を受け退いていた。前日の試合ではアロンソが頭部に死球を受けるなど、この日までの3連戦でメッツは計5死球を受けていた。そのアロンソはカージナルスのスタッビー・クラップ一塁コーチ、ヘネシス・カブレラ投手との“バトル”に。首部分を掴まれて引き倒されている。

 アロンソは「後ろからやるなんて卑劣だ。やろうと思えば簡単に病院送りにできたけど、あの場ではただチームメートを守ろうと思った」と怒りをぶちまけている。この騒動でアレナドとクラップコーチが退場になった。

【実際の動画】顔面付近の151キロが発端…両軍入り乱れての大乱闘シーン

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