巨人の2年目、山崎伊織がプロ初勝利 6回無失点、大勢らに続き今季チーム6人目

DeNA戦に先発しプロ初勝利を挙げた巨人・山崎伊織【写真:編集部】
DeNA戦に先発しプロ初勝利を挙げた巨人・山崎伊織【写真:編集部】

ドラフト前に右肘手術、昨季は1年間リハビリの苦労人

■巨人 7ー0 DeNA(28日・横浜)

 巨人・山崎伊織投手が28日、敵地・横浜スタジアムで行われたDeNA戦に先発し、6回3安打無失点の快投でプロ初勝利を挙げた。チームは7-0で勝利した。巨人では今季、堀田賢慎が3月31日、戸田懐生が今月2日、赤星優志が3日、大勢が9日、平内龍太が21日にプロ初勝利をマーク。4月中にプロ初勝利を挙げた投手が6人となるのはNPB史上初。巨人の球団史を振り返っても、プロ初勝利が6人現れるのは2012年以来10年ぶりだ。

 山崎伊は序盤から150キロ近いストレート、140キロ中盤のシュートなどが威力を発揮。2回には先頭の牧にセンターオーバーの二塁打を浴びたが、続く楠本を外角低めのシュートで中飛、大和を外角低めのスライダーで遊ゴロ、戸柱を145キロのストレートで中飛に仕留め、走者を釘付けにした。

 打線も1回から岡本の9号2ランなどで援護した。山崎伊は打っても、6回2死三塁で右前適時打を放ち、今季通算6打席で2打数2安打2打点1四球3犠打。打率10割を誇っている。2020年ドラフト2位で東海大から入団したが、ドラフト前に右肘のトミー・ジョン手術を受けたことで1年目はリハビリに費やした。2年目の今季、4試合目の1軍登板(先発は3試合目)で白星をもぎ取った。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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