巨人菅野は「今がリフレッシュのチャンス」 エース不在も専門家が期待する理由とは?

3敗目を喫した巨人・菅野智之【写真:荒川祐史】
3敗目を喫した巨人・菅野智之【写真:荒川祐史】

巨人菅野の直球はほとんどが140キロ前半「初回から体が重そうで腕が振れていなかった」

■阪神 3ー2 巨人(29日・東京ドーム)

 巨人の菅野智之投手が29日、本拠地での阪神戦に先発し3回2失点で3敗目を喫した。佐藤輝に先制2ランを浴びるなど、今季最短での降板となったエースをヤクルト、阪神など4球団で21年間捕手として活躍した野球評論家の野口寿浩氏は「シーズンが佳境に入ったところには必ず必要。今がリフレッシュのチャンスかもしれない」と口にする。

 菅野は初回を3者凡退に抑えると、2回は味方のエラーも絡み無死満塁のピンチを背負ったが小幡を空振り三振、続く梅野を遊ゴロ併殺に仕留め無失点に抑えた。だが、3回は先頭の青柳に左前打を浴びると、2死一塁から佐藤輝に右翼バルコニー席へ特大の2ランを被弾した。

 この日は投球フォームに力感がなく直球もほとんどが140キロ前半。絶対的エースの姿を感じられない内容に野口氏は「初回から体が重そうで腕が振れていなかった。良くなる要素がほとんどなかった」と、異変を感じとっていた。

支配下に昇格し即登板となった菊池は最速154キロをマーク「楽しみな投手がまた一人出てきた」

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