大谷翔平、深夜の延長戦14時間後にリアル二刀流へ 指揮官は太鼓判「おそらく大丈夫」

空振り三振に倒れるエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
空振り三振に倒れるエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

5日の試合終了は22時54分→6日の試合開始は13時35分

■エンゼルス 10ー5 Rソックス(日本時間5日・ボストン)

 エンゼルス・大谷翔平投手はホントに大丈夫? 4日(日本時間5日)の敵地・レッドソックス戦で「3番・指名打者」で先発出場して3打数無安打2四球。終盤の2出塁でチームの延長戦勝利に貢献した。しかし、投打同時出場する予定の5日(同6日)はデーゲームで行われる予定。まさに体力勝負となる。

 超強行軍のリアル二刀流だ。延長10回ゲームの試合終了は22時54分で、5日の試合開始は13時35分。14時間41分後に投打同時出場だ。マドン監督は「大丈夫だと思う。あとで話をする。たくさん走って、ずっと立っていたからね。おそらく大丈夫だと思っているが、絶対に確実だとは言えない。まず話してみないと」と大谷らと話し合う方針。さすがの知将も慎重だった。

 ちょっと心配なこともあった。右股関節の状態だ。1点を追う9回2死一、二塁。ウォルシュがフルカウントから右前打を放った。一塁走者の大谷は本来なら三塁まで進める場面だったが、二塁でストップ。まだ全快とはいかないようだ。

 昨年8月25日に19時04分開始で行われたオリオールズ戦では5回84球5安打4失点で勝ち負けつかず。その翌26日は13時5分開始で行われ初回先頭打者弾を放っているが……。パドレス・ダルビッシュ有投手が「もちろんMVPを獲っているのもすごいですけど、何よりも体力ですよね。1年間(投手と打者の)両方で出るのは体力的にもすごい」と語っていたが、ベーブ・ルース以来、約100年ぶりのフェンウェイパークでのリアル二刀流はそれが試されることとなりそうだ。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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