大谷翔平、二刀流聖地で3勝目 指揮官激賞「今季最高の投球」「当たり前と思わないで」

7回11奪三振無失点で今季3勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
7回11奪三振無失点で今季3勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

7回11奪三振6安打無失点で3勝目、打撃で名物直撃タイムリーも

■エンゼルス 8ー0 Rソックス(日本時間6日・ボストン)

 エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地のレッドソックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季3勝目を挙げた。今季最長7回を投げて11奪三振無四球、6安打無失点と力投。バットでは8回にグリーンモンスター直撃のタイムリーを放つなど4打数2安打1打点をマークした。ジョー・マドン監督は「人々が彼のやっていることがどれだけ異常なことかを理解してくれたらと私は願っている。これが当たり前のことだと絶対に思わないでいただきたい」と呼びかけた。

 3者凡退に抑えたのは4回だけ。毎回のように走者を背負ったが、得点を許さなかった。5回1死二塁ではストーリー、デバースを2者連続奪三振に仕留めて雄叫びをあげるなど、気迫の投球だった。指揮官は「脚に少し違和感もあって、寒さもあり、昨夜の試合は確か11時ごろまで続いていた。その状況で今日の試合に出場し、おそらく今季最高の投球をした。しかも我慢強い打線を相手にね」と賛辞の言葉を惜しまなかった。

 バットでは8回無死満塁でグリーンモンスター直撃の適時二塁打を放った。4回の中堅フェンス直撃の安打と合わせ、6試合ぶり今季7度目のマルチ安打をマークした。「あの打球はブルペンに入りそうだった。以前にも言ったことがあるが、彼は自身がどんなプレーをしているのかわかっている。彼に任せておけばいい。相手打者が前の試合や前の打席でどういうプレーをしていのかを、彼は見ている。自分の力量をわかっている。それくらい彼は優れている。自分よりチームのことを考える選手。彼を称賛したい。本当に今日は特別な活躍だった」。マドン監督はいつになく上機嫌で歴史的一戦を振り返った。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY