180億円男が「オオタニに丸裸にされた」 4打席連続三振でブーイングに地元紙辛辣

三振に倒れるレッドソックスのトレバー・ストーリー【写真:Getty Images】
三振に倒れるレッドソックスのトレバー・ストーリー【写真:Getty Images】

OPS.589は規定打席に達している選手179人の中で140位

■エンゼルス 8ー0 Rソックス(日本時間6日・ボストン)

 レッドソックスのトレバー・ストーリー内野手が5日(日本時間6日)、エンゼルスの大谷翔平投手の前に4三振を喫した。ボストン地元紙「ボストン・グローブ」は「自己ワーストの内容でブーイングを浴びせられる」と報じた。

 今季レッドソックスにFA加入したストーリーは、21試合で10度目のマルチ三振。記事によると「キャリアワーストの部類に入る内容だったこの日、試合終了から10分後にケージに直行」したそうで、JD・マルティネス、アレックス・ベルデューゴ、そして打撃コーチも加わったという。

 ストーリーは練習開始から約1時間後、クラブハウスからメディアが締め出されるまでに戻ることはなく「この長時間の練習が、すべてを物語っている」と打率.210にとどまる現状を伝えた。

「ショウヘイ・オオタニが球界の聖地のひとつに数えられるこの球場で記憶に残るピッチングを見せたその日、ストーリーはフェンウェイの容赦ない(ファンの)試練をはじめて味わった。レッドソックスのこのオフの目玉補強は、エンゼルスの驚くべきスターに対して全4打席三振し、オオタニに丸裸にされたのだ」

 またボストン地元紙「ボストン・ヘラルド」は「トレバー・ストーリーのレッドソックスでのお粗末なスタートはカール・クロフォードを彷彿させる」と厳しい論調で報じた。

 この日の7回2死一塁、4打席連続三振に倒れると、雄たけびを上げてガッツポーズをした大谷とは対照的に、ストーリーはバットを小脇に抱えた。すると3月にレッドソックスと大型契約を結んでからは初めて、ファンからブーイングを浴びることになった。

 OPS.589は規定打席に達している選手179人の中で140位。「二塁手の中では歴代3位の大型契約にあたる年平均2330万ドル(約30億円)をもらっている選手にとっては理想的な数字とは言えない」と、6年総額1億4000万ドル(約180億円)の大型契約を結んだストーリーを見る目は厳しくなるばかりだ。

(Full-Count編集部)

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