中日・大野雄大が史上最長の10回2死まで完全投球 佐藤輝の二塁打でストップ

10回2死まで完全投球した中日・大野雄大【写真:共同通信社】
10回2死まで完全投球した中日・大野雄大【写真:共同通信社】

2005年の西口に続くNPB史上2例目「延長で完全試合逃す」

■中日 1ー0 阪神(6日・バンテリンドーム)

 中日の大野雄大投手は6日にバンテリンドームで行われた阪神戦、延長10回2死まで完全投球を続けたものの、佐藤輝明内野手に中堅右への二塁打を許し、史上17人目の完全試合達成はならなかった。延長戦での達成なら史上初の快挙だった。試合は中日が10回、1死満塁から石川昂弥内野手のサヨナラ安打で勝利した。

 大野雄は9回まで108球を投げ、走者を一人も許さなかった。試合は両軍無得点のまま延長戦に突入。大野雄は10回も近本を一ゴロ、中野を右飛に打ち取り2死。ここで佐藤輝に二塁打を許し、完全投球はストップした。大野は続く大山を二飛に打ち取り、完封で今季2勝目を挙げた。

 延長で完全試合を逃した例としては、西口文也投手(西武)が史上唯一だった。2005年8月27日の楽天戦(インボイス)で9回を完全投球で終えた西口は、10回先頭の沖原に右前打を許した。試合は西武がサヨナラ勝ちし、西口は完封勝利を収めている。

(Full-Count編集部)

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