野手のエラー消す“粘投” 25回無失点の西武・高橋光成が発するエースの「責任感」

日本ハム戦に先発した西武・高橋光成【写真:宮脇広久】
日本ハム戦に先発した西武・高橋光成【写真:宮脇広久】

3回には中村、源田がまさかの連続エラー

■西武 5ー0 日本ハム(6日・ベルーナドーム)

 西武は6日、本拠地・ベルーナドームで行われた日本ハム戦で、先発の高橋光成投手が7回3安打8奪三振無失点の快投。平良、森脇につなぎ、3投手の継投で5-0の零封勝ちを収めた。高橋は前々回と前回登板を2試合連続で8回無失点に抑えており、その前の4月15日オリックス戦の2イニングを含め、25イニング連続無失点となった。

 味方にエラーが出た時こそ、抑えるのがエースである。3回1死走者なしから、今川を平凡な三ゴロに仕留めるも、三塁手の中村が一塁へ高投し出塁を許す。さらに続く梅林も併殺コースの遊ゴロに打ち取ったものの、今度はあろうことか名手・源田が二塁へのトスをミスし、一、二塁オールセーフ。まさかの展開でピンチを背負った。

 それでも高橋は、1番・水野に外角低めへシュート気味に落ちていくフォークを振らせ、三振に仕留める。続く野村も低めのフォークを打たせて中飛に打ち取り、見事ピンチを脱してみせた。

 5回には1死から石井に右中間を破る三塁打を許したが、今川、梅林を連続三振。7回には2死一塁から、代打・アルカンタラの平凡な二ゴロを外崎がファンブルし、この日チーム3個目の失策を犯したが、ここでも揺るがず代打・田宮をまたもやフォークで二ゴロに仕留めた。「粘れましたし、三振も取れてよかった」と会心の笑みを浮かべた。

最速152キロのストレートと冴える高速フォーク

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