137m特大弾生んだ“転倒スイング” 異次元アーチは「こけて一発なんて初めて見た」

1号ソロを放ったブレーブスのロナルド・アクーニャJr.【写真:AP】
1号ソロを放ったブレーブスのロナルド・アクーニャJr.【写真:AP】

アクーニャJr.は右膝十字靭帯断裂の大怪我を経て復帰7戦目で初アーチ

■ブルワーズ 6ー3 ブレーブス(日本時間7日・アトランタ)

 昨年7月に右膝前十字靭帯を断裂、4月末に戦列復帰したブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手が今季初アーチを放った。6日(日本時間7日)に本拠地で行われたブルワーズ戦で450フィート(約137.2メートル)弾をセンター右にぶち込んだが、打った直後に転倒するハプニングのおまけつき。ファンは「エンターテイナーすぎる」「こけたのにホームラン打った奴は見たことがない」とスターの復活弾に喝采を送っている。

 4月28日(同29日)のカブス戦で戦列復帰して7戦目。24歳のスターに待望の一発が飛び出した。2点を追う4回の第2打席、ブルワーズの先発左腕エリック・ラウアーが投じた低めのカーブを激振。高く舞い上がった打球はバックスクリーン右に消えた。飛距離450フィート(約137.2メートル)、打球速度111.7マイル(約179.8キロ)の特大弾。打った直後に体勢を崩して打席内で背中から“すってんころりん”するおまけもついた。アクーニャJr.は立ち上がると、思いをかみしめるようにゆっくりとダイヤモンドを回った。

 昨季82試合出場にとどまりながら24本塁打を放った主砲の復活弾。MLB公式ツイッターは「このホームランは私たちも驚きでなぎ倒した」と綴って、転倒した瞬間の動画を投稿。さらに高い放物線を描いた打球を捉えた動画も投稿し、「倒れながらホームランを打った選手、見たことある!?」と記している。MLB公式のサラ・ラングス記者のツイートによると、打球速度110マイル(約177キロ)以上のホームランは通算32本目、450フィート以上のホームランは12本目で、スタットキャストが導入された2015年以降、球団では断トツだという。

 待望の“アクーニャJr.弾”にファンも狂喜乱舞。「打席で滑り転げながら打てる選手は他にいない」「すごすぎ」「これ50回は見た」「転びながらのムーンショットは見たことなかった。彼こそ本物」「こけて一発なんて初めて見たなぁ」と声を寄せている。復活したスーパースターが今後どんなパフォーマンスを見せるか、ファンならずとも注目だ。

【実際の動画】「こけて一発なんて初めて見た」アクーニャJr.の衝撃137メートル“転倒弾”

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