エンゼルス、快進撃の要因は「チェイス率」 昨季25位→今季トップに大幅改善

ア・リーグ西地区の首位を走るエンゼルス【写真:ロイター】
ア・リーグ西地区の首位を走るエンゼルス【写真:ロイター】

大谷翔平のチェイス率は、昨季の30.1%より低い27.9%となっている

 大谷翔平投手が所属するエンゼルスが、ア・リーグ西地区首位と好調だ。7日(日本時間8日)の試合前時点で、チームの得点、本塁打、OPS、四球数はメジャー上位に君臨する。ロサンゼルス地元紙「LAタイムズ」は、好調の要因を「以前よりボール球に手を出さなくなったこと」と分析した。(数字は全て日本時間8日の試合前)

 ストライクゾーン外の球に対してバットを振る割合を示すチェイス率は、MLBで最も低い26.9%。昨季は同25位の33%だったが、大きく改善した。ジェレミー・リード打撃コーチは「すべてのことが関連しあっていると思う。スカウティング、ゲームプラン、選手同士のコミュニケーションも、以前と比べてよくなっている」と話した。

 レンドンは20.5%、トラウトは22.4%。さらにチェイス率の低さに一番貢献しているのはテイラー・ウォードだ。4月25日(同26日)から1番に座り、チェイス率はMLB3位の19.2%。ウォードの昨季のチェイス率は、237打席で29%だったことから良化していることが分かる。チーム最多の17四球に対して三振は18だけ。マドン監督は「ヒットも狙えるし、パワーもある。だがボール球もしっかり見送る」と賞賛している。

 大谷のチェイス率は、MVPシーズンを獲得した昨季の30.1%より低い27.9%で、ウォルシュも昨季の34.4%から30.4%に改善。内野手ウェイドが25.6%、捕手スタッシ―が26.0%と立派な数字が並んでいる。

 選球眼がいい=消極的ということにはならない。データベース「Baseball Savant」によれば、バレル率ではトラウトが2位、ウォードが30位、ウォルシュが57位、大谷が61位にランクイン。リード打撃コーチは「単にボール球に手を出さないというだけではない。待っていた球が来たときに打つ準備ができているということだ」と称えた。

 カウボーイハットをかぶるHRセレブレーションが目立つエンゼルスだが、同紙は「チームの成功と打席での球の見極めの良さには、ネクストバッターズサークルやバットラック付近での選手同士のひそかな会話も貢献している」という。リード打撃コーチが「ミーティングで投手の傾向を話した後、試合中に違うことがあれば話し合っているようだ。アウトになった打者が戻ってきて次の打者に、球の動きや投手のしていたことを話している。つまり選手たちは協力し合っているんだ」と胸を張るエンゼルスの快進撃は、どこまで続くだろうか。

(Full-Count編集部)

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