完全試合逃しても…大野雄大に「惚れ直した」　ベンチでの“神対応”に「涙腺崩壊」

大記録逃して悔しいはずなのに…「持ってないですね、間違いなく」

　中日のエース大野雄大投手が完全試合の逃した直後に見せた“神対応”が、ファンの心を揺さぶっている。6日の阪神戦（バンテリンドーム）で延長10回2死までパーフェクトながら、佐藤輝に二塁打を許して史上初の快挙はならず。大記録を逃して悔しいはずなのに、殊勲打の後輩に感謝した姿に「大野さんの“マジでありがとう”に涙腺崩壊した」などと声が寄せられている。

　ムードメーカーでありながら、懐の深い大エース。まさに大野雄らしい“試合後”だった。ベンチ裏でチームメートたちとハイタッチを交わす“勝利の儀式”では、誰よりもおちゃらけて喜びを爆発。さらにお立ち台の直前には、サヨナラ打を放った石川昂に「マジでありがとう」と感謝の言葉を述べていた。

　球団公式YouTubeが貴重な試合後の一部始終を切り取り、映像で公開。快挙を逃したことを問われたエースは、「持ってないですね、間違いなく。大野雄大ね」と笑いに変えた。グラウンド上ではなく、普段は誰も気にしていないベンチ裏で出た大野雄の愛される人間性。ファンも「チームの勝ちを誰よりも喜ぶ大野が世界一かっこいい、惚れ直した」「試合後に悔しいの一言も言わずにチームの勝ちを喜んでる姿を見て凄いと思いました」と称えていた。