大谷翔平、待望の5号は弾丸ソロ　10戦42打席ぶり弾は本拠地初HR、通算100号まで2本

トラウトと今季初の2者連続弾、今季8度目マルチ

■エンゼルス ー レイズ（日本時間10日・アナハイム）

　エンゼルスの大谷翔平投手は9日（日本時間10日）、本拠地・レイズ戦に「3番・指名打者」で先発出場した。4回に中前へのポテンヒットを放つと、6回の第3打席で10試合ぶりの5号ソロを放った。

　待望のアーチはトラウトの2ランが飛び出した直後だった。4点リードの6回無死、救援ビークスから左中間へ5号ソロを放った。5月は初本塁打で、4月29日（同30日）の敵地・ホワイトソックス戦の初回に放って以来10試合42打席ぶりの一発。本拠地エンゼルスタジアムでは出場16試合目で今季初アーチだ。メジャー通算100号まであと2本。地元ファンを熱狂させた。

　トラウトと今季初の2者連続弾。打球速度109マイル（約175.4キロ）、407フィート（約124メートル）。打球角度22度と低い弾道で球場名物ロックパイル付近へ飛び込んだ。

　運も味方につけた。4回1死一塁、左腕スプリングスの初球スライダーを打ち上げてしまった。しかし、名手・キアマイアーが薄暮で打球を見失う。同一、二塁にチャンスを広げ、2死後のウォルシュの逆転3ランを演出した。マルチ安打は4試合ぶりで今季8度目だ。

　前日8日（同8日）の本拠地・ナショナルズ戦では「3番・指名打者」でフル出場。2点を追う9回に起死回生の同点2点二塁打を放ち、今季2度目のサヨナラ勝ちに貢献した。「ここ数試合は感じ的には悪くない。いい感じの打球も上がってますし、あともうちょっとかなという感じなので。少し我慢が必要かなと思います」。復調を予感させる一発となった。