大谷翔平への敬意がこもった「スゴーイ!!」 実況が明かす日本語で絶叫した理由

6号満塁弾を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
6号満塁弾を放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷が6号満塁弾を放った際、オニール氏は「スゴーイ!!」と称賛した

 エンゼルスの大谷翔平投手が自身初の満塁本塁打を放った9日(日本時間10日)のレイズ戦、地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」で実況を務めるパトリック・オニール氏はその瞬間に「スゴーイ!!」と日本語で叫んだ。オニール氏は後日、Full-Countの取材に応じ、その意図を明かしてくれた。

 大谷は7回無死満塁で迎えた第4打席、右腕・フォーチャーから左中間へ6号満塁弾を運んだ。6回に放った5号ソロに続く2打席連続アーチ。オニール氏は「スゴイ。ワオの意味ですよね。彼は驚くべき選手ですよ。私が今まで見た中で最も目を見張るアスリートです。全てのスポーツの中でです」と賛辞を贈る。

 この前日の8日(同9日)のナショナルズ戦では9回に同点の2点二塁打を放ち、続くレンドンの安打で激走ホームインし、サヨナラ勝利。「日曜(8日=同9日)の試合で二塁打で同点にし、バックホームをかわして決勝のホームイン。そして翌日(9日=同10日)はホームランにグランドスラムまで。とてつもないことです」と称賛は続いた。こうしたパフォーマンスが続いたからこそ「スゴイ」の言葉が口をついたそうで「これこそスゴイ」と褒めちぎった。

 ファンを驚かせる活躍を続ける大谷。オニール氏は「我々には彼が必要です。彼はとても勝ちたがっているし、その上感情も爆発させて野球への情熱も見せる。見ていてとてもワクワクしますよ。最高です。もっとオオタニがやってくれることを期待していますよ」と語る。大谷の活躍は、日々の仕事の大きな原動力となっているようだ。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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