大谷翔平は「いたずらっ子だ」 “被害”に遭った同僚ら笑顔…意外な素顔を米誌特集

マドン監督「彼はとてもよくクスクス笑う」

 2021年シーズン開幕前にGMに就任したミナシアン氏は大谷のルーティンに関して2点変更した。1つは登板前後の“休み”を撤廃したこと、もう1つがトレーニングプログラムの変更だった。それまでは打撃練習の時間を確保するために投手のフィールディング練習を免除するなど、投手練習と野手練習をそれぞれ完全な形でこなすことはなかった。しかし、球団は投打両方で完全に練習に参加できるようにスケジュールを調整した。

 大谷と一緒に過ごす時間が増えたチームメートはその“素顔”に触れる機会も増え、驚くことも増えた。「最初はとてもびっくりしたよ。『ワオ、分かったよ、ショウ、君は面白い面もあるんだね』って感じだった」とブランドン・マーシュ外野手は語る。

 英語は年々上達しているが、細かいニュアンスは通訳の水原一平氏がサポートする。しかし、多くのギャグは通訳を必要とせず「言葉の壁はそれほど気にならなくなっている」と記事は指摘する。ウエートボールのいたずらや、驚いた表情などの大げさなリアクションはその一例のようだ。

 ダグアウトではチームメートの背後から肩をちょんと触り、振り返った時に知らんぷりするのが好きだという。「クラッシュ・ロワイヤル」というゲームで勝った時には驚くほどニンマリする。大谷の笑いは子どものように無邪気で、他の人もつられやすいそうだ。ジョー・マドン監督は「彼はとてもよくクスクス笑うんだ」と述べている。

 先日の事、ロッカーでサンドバルが振り返ると大谷がじっと見つめていた。「本気なの?」とサンドバルが聞くと、大谷は「本気なの?」と真似して返し、「いじめっ子だな!」とサンドバルが言うと2人で笑い合った。数週間前、二塁打を放った後に生還すると、ベンチに倒れ込むように座り「うーん」とうめき声を上げた。チームメートが「どうした?」と聞くと、大谷はため息をつき、一呼吸置くと完璧なタイミングで「ホームランボールだった」と言ったそうだ。チームに完全に溶け込んだことが分かる爆笑エピソードの数々。エンゼルスというチームで大谷は伸び伸びとプレーしている。

【実際の画像】大谷翔平を表紙に抜擢した「スポーツ・イラストレイテッド」の実際の画像

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