大谷翔平の“思いやり”に米誌注目 コーチ証言「実績ある選手はあまりしない」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

通常は実績のある選手が優先して打撃ケージなどを使うが…

 二刀流での活躍だけにとどまらず、プレー以外での“神対応”も度々話題になるエンゼルスの大谷翔平投手。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は、「エンゼルスのスター、ショウヘイ・オオタニは伝説的な打者であり、投手であり、そしていたずらっ子だ」との見出しの特集の中で、チームメートを“思いやる”姿に注目している。

 昨季はMVPに輝き、名実ともにスターの仲間入りを果たした大谷。入れ替わりの激しいメジャーの環境もあり、5年目のエンゼルスでは古参になりつつある。通常は実績のある選手が優先して打撃ケージなどを使うが、記事では「オオタニはいいチームメートでいるために尽力している」とジョン・マリー打撃コーチ補佐のコメントを紹介している。

 マリー打撃コーチ補佐によると、チームメートが打撃ケージにやってくると、大谷は「先を譲るんだ」という。「実績ある選手たちがあまりしないようなことを彼はたくさんしている。彼は自分より前にチームメートが済ませられるように気をつけているんだ。これはスーパースターからすれば非常にユニークなことだ」と証言した。

 過去には「勝ちたいという気持ちが強い」との発言も注目を浴びた。記事では、ポストシーズン進出のために「他のチームメートに良くなってもらうことを強く必要としていることも理解している」と指摘。大谷の“思いやり”の効果もあってか、エンゼルスは若い選手たちが躍動して現在ア・リーグ西地区2位と好位置につけている。

(Full-Count編集部)

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