鷹・東浜巨、ノーノーから中5日で沖縄凱旋登板 後輩・與座と投げ合い「負けられない」

ソフトバンク・東浜巨【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・東浜巨【写真:藤浦一都】

2019年以来の故郷での登板「沖縄なんで自分の中ではワクワクしている」

 ソフトバンクは17日から沖縄のセルラースタジアム那覇で西武と2連戦を戦う。第1戦の先発には前回登板だった11日の同戦でノーヒットノーランを達成した東浜巨投手が上がる。故郷での凱旋登板に向け、東浜は「沖縄なんで自分の中ではワクワクしているのはありますし、それ以上に沖縄のファンの皆さんが楽しみにしていると思います」と意気込みを口にした。

 ノーヒットノーランから中5日で迎える登板。プレッシャーの中での快挙達成だっただけに、97球と言えど「いつもより疲労感は感じました」という東浜。この5日間はブルペンでの投球練習の球数やランニング量を減らすなど、調整方法を工夫し「いい調整はできていると思います。気持ち的にやりづらさはありますけど、そこは考えず、全部受け止めてマウンドに上がりたいと思います」と語る。

 奇しくも前日15日は沖縄の本土復帰50周年の年。その節目の試合で投げ合うのは、沖縄尚学の後輩である與座海人投手となる。「直属の後輩でもありますし、自主トレもした仲。投げ会えるのを楽しみしていますし、負けられない思いで投げたいと思います」。ソフトバンクには又吉克樹投手、嘉弥真新也投手、西武にも山川穂高内野手が在籍し、沖縄出身者が集う一戦は大いに盛り上がりそうだ。

 東浜にとって、沖縄での公式戦登板は2019年5月21日の西武戦以来。この時は5回途中4失点で降板となり、その後、右肘の故障で戦線を離脱した。「いい印象を見せることができなかったし、悔しい思いがある。いいパフォーマンスできると思うので、1球1球、力を込めて投げたい。沖縄の人にはそれを見て楽しんでもらいたい」。親族や友人、知人ら100人以上がスタジアムにも駆けつける予定だ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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