佐々木朗希がトップタイ5勝目 自己最速タイ164キロが5球、6回1失点9奪三振

ソフトバンク戦に先発したロッテ・佐々木朗希【写真:福谷佑介】
ソフトバンク戦に先発したロッテ・佐々木朗希【写真:福谷佑介】

鷹は千賀が誤算、王会長の誕生日を白星で飾れず

■ロッテ 8ー1 ソフトバンク(20日・PayPayドーム)

 ロッテの佐々木朗希投手がハーラートップタイの5勝目をマークした。20日に敵地PayPayドームで行われたソフトバンク戦に先発し、6回を投げて4安打9奪三振1失点と好投。自己最速タイとなる164キロを5球もマークするなど、剛速球を連発して好調ソフトバンク打線をねじ伏せた。

 初回に2点の援護をもらった佐々木朗は立ち上がりからエンジン全開。1死で牧原大からこの日最初の三振を奪うと、柳田は164キロで空振り三振に。2回2死からは圧巻の6者連続三振。4回2死からグラシアル、中村晃の連打、今宮への死球で満塁とされるも。最後は柳町を二ゴロに封じてピンチを脱した。

 6回に先頭の牧原大に右翼線への三塁打を浴び、柳田の一ゴロの間に1点を失ったものの、この日許した得点はこれだけ。6回を投げて4安打1失点。リリーフ陣もリードを守り抜いて逃げ切り、日本ハムの伊藤大海と並ぶリーグトップタイの5勝目をあげた。

 ソフトバンクは先発の千賀滉大投手が誤算。初回、いきなり高部、中村奨の連打で無死二、三塁とされ、マーティンへの四球で満塁に。1死としたところでレアードに押し出し四球、岡には中犠飛を許して、佐々木朗相手に重い2点を失った。3回には2死二、三塁でエチェバリアに2点適時打。4回4失点で甲斐とともにバッテリーごと交代となった。打線も佐々木朗の前に1点止まりで連勝は2でストップ。この日は王貞治球団会長の82歳の誕生日だったが、白星で祝うことはできなかった。

(Full-Count編集部)

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