早大を退部処分も「今でも野球が好き」 元プロ注目選手が中学野球で誓う“恩返し”

「神戸甲南ボーイズ」の清水勝仁監督【写真:橋本健吾】
「神戸甲南ボーイズ」の清水勝仁監督【写真:橋本健吾】

中学硬式野球チーム「神戸甲南ボーイズ」の監督を務める清水勝仁さん

 人生はいくらでもやり直せる。先日、そんな言葉が似合う男に出会ってきた。2007年、西武の裏金問題で早大硬式野球部を退部処分となった清水勝仁さん。現在は中学硬式野球チーム「神戸甲南ボーイズ」の監督を務め、子どもたちに野球の楽しさを伝えている。

 当時、世間を震撼させた事件を覚えている人も多いだろう。プロ野球界のあり方を問われる大事件の被害者となったのが清水さんだった。大学卒業後もNPB入りを目指し、最後は独立リーグのBC信濃でプレーし現役生活を終え、37歳となった今は指導者として将来のプロ野球選手を育成している。

「今でも野球が好きなんです。これまで僕が積み上げてきたことを教えていくことができればと思っています。子どもたちが上手くなってくる姿を見るのも嬉しいですが、卒団するときに成長した姿を見るときが一番嬉しいですね」

今も野球に関わっているのは「僕ができる恩返し」

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