昨季年俸24億円→マイナー契約も2か月で退団… 球宴3度の36歳内野手は復活なるか?

昨季までカージナルスに所属していたマット・カーペンター【写真:AP】
昨季までカージナルスに所属していたマット・カーペンター【写真:AP】

マイナーでOPS.991の活躍、レンジャーズと双方合意の上で自由契約に

 昨年までカージナルスに在籍し、今季はレンジャーズとマイナー契約を結んだマット・カーペンター内野手は今月19日(日本時間20日)に自由契約となった。マイナーでOPS.992の活躍もメジャー昇格が見通せなかったためだという。昨季年俸1850万ドル(約23億5000万円)の36歳は再び這い上がれるか、米記者は今季低迷するレッズが獲得することを提言している。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」によると、カーペンターはレンジャーズ傘下3Aで21試合に出場、打率.275、6本塁打19打点、出塁率.379、長打率.613と活躍していたが、双方合意のもとで自由契約が決まった。記事は「マイナーで力強いスタートを切ったこともあり、他球団が今後マイナー契約を提示することに前向きであるということは理にかなっている」と伝えている。

 カーペンターはメジャー通算1153安打、155本塁打をマークし、オールスターに3度出場。2年総額3700万ドル(約47億円)でカージナルスと2021年まで契約を延長、昨季の年俸は1850万ドルだった。だが、昨季は130試合で打率.169、3本塁打21打点と低迷。昨年11月、カージナルスは1850万ドルの球団オプションを行使せず、カーペンターは200万ドル(約2億5400万円)でバイアウトとなった。

 悩めるカーペンターは昨年10月、レッズのジョーイ・ボット内野手に連絡したという。現在38歳のボットは2018年から不振に陥っていたが、昨年は36本塁打を放っており、復活の秘訣について相談したようだ。地元TV局「KMOV」のカージナルス番記者ブレンデン・シェファー氏は自身のツイッターに「レッズは彼と契約して、実力がどれ程のものか見るべきだ」と記し、獲得を提言している。レッズは今季12勝30敗でナ・リーグ中地区最下位に低迷している。今後カーペンターの去就を巡って何らかの動きがあるのか、注目される。

(Full-Count編集部)

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