大谷翔平、あわや転倒の同点生還は「大丈夫」 指揮官は負傷の心配を払拭

試合後の会見に臨んだエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:盆子原浩二】
試合後の会見に臨んだエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:盆子原浩二】

マドン監督も8回の中飛を悔やむ「打球角度が良くなかったのか」

■レンジャーズ 7ー2 エンゼルス(日本時間26日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、本拠地・レンジャーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場したが、3打数無安打で2試合連続無安打に終わった。打率.251。チームは2-7で敗れ、連勝は3で止まった。

 惜しい大飛球は8回1死一塁だった。大谷は中堅方向へ大飛球を打ったが、フェンス手前で失速。中堅・ガルシアのグラブに収まった。打球角度は39度と上がりすぎ、飛距離116メートルと伸びを欠いた。マドン監督は「高く打ち上げたね。打球角度が良くなかったのか、それは分からないが、いい当たりだとは思った。今夜は少し空気が重かった」と肩を落とした。飛ばないとされる公式球の影響もありそうだ。

 初回先頭でストレートの四球を選び、二盗を決めた。今季7盗塁はチームトップ。2死後、レンドンの左前打でホームを狙ったが、左足で三塁ベースの上を踏んでしまい、足を滑らせてバランスを崩した。転倒こそ回避して生還したものの、周囲を心配させるシーンとなった。指揮官は「何が起きたかははっきりは分からなかったが、滑った後の1、2歩、変なステップだった。だが、その後笑顔で戻ってきたから、大丈夫なんだと感じた」と話した。

 26日(同27日)から本拠地・ブルージェイズ4連戦。大谷は今季4勝目を目指して先陣を切る。ゲレーロJr.、スプリンガー、ビシェット、ヘルナンデスら強力打線にどのような投球を見せるのか注目される。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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