メッツが日本総領事の始球式中止問題で声明文 球団社長が直接謝罪で代替日程を協議

メッツが日本総領事の始球式中止問題で声明文を発表した【写真:AP】
メッツが日本総領事の始球式中止問題で声明文を発表した【写真:AP】

森大使の始球式が予定されていたが、先発シャーザーが気づかず投球練習

 メッツは25日(日本時間26日)、在ニューヨーク日本国総領事館の森美樹夫大使が13日(同14日)の試合で予定されていた始球式に登板できなかったトラブルに関して声明文を発表した。サンディ・アルダーソン球団社長が森大使に直接謝罪し、今後の新しいイベント開催に向けて取り組むことに合意した。

 メッツ本拠地のシティ・フィールドで行われたメッツ-マリナーズの一戦は「ジャパニーズ・ヘリテージ(遺産)・ナイト」と銘打たれ、日本に野球が伝えられてから150周年を記念したイベントが企画されていた。その一環で森大使が始球式を務める予定だったが、投球練習を行っていた先発のシャーザーが気づかずマウンドを譲らなかったため、中止となっていた。

 メッツの声明文全文は以下の通り。

 5月24日、ニューヨークの日本国総領事館にて、ニューヨーク駐在の総領事である森美樹夫大使、ニューヨーク・メッツのサンディ・アルダーソン球団社長、ニューヨーク日系人会の佐藤貢司会長が会い、メッツとニューヨークの日本人社会との今後のパートナーシップについて協議しました。

 アルダーソン球団社長は5月13日にシティ・フィールドで行われたジャパニーズ・ヘリテージ・ナイトの際に予定されていた始球式セレモニーでの混乱の背景を説明し、心から謝罪の念を伝えました。

 それに続いて森大使、アルダーソン球団社長と佐藤会長は今後野球を通じて日米の友好関係をさらに強化する方法について協議し、日本への野球伝来150周年を祝うために、2022シーズン中にシティ・フィールドでのイベント開催に向けて取り組むことで合意しました。この新しいイベントの開催日や詳細は今後発表いたします。

(Full-Count編集部)

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