大谷翔平は「代打で出場できる状態」 マドン監督明言、腰の張りも途中出場へ準備

取材に応じたエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:木崎英夫】
取材に応じたエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:木崎英夫】

28日のブルージェイズ戦は今季3度目のスタメン外

■エンゼルス ー ブルージェイズ(日本時間28日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日、試合開始10時38分)に本拠地で行われるブルージェイズ戦のスタメンを外れた。2日(同3日)のホワイトソックス戦以来で、今季3度目。試合前の会見でジョー・マドン監督は「彼は代打で出場できる状態」と、途中出場に向け準備させる方針を示した。

 マドン監督は大谷の状態について「彼は代打で出場できる状態。治療を受けている。昨夜は少し張りがあった。今日どうなるか様子を見る」と話した。大谷がスタメンを外れるのは5月2日(同3日)のホワイトソックス戦以来、23試合ぶり。この時は8回に代打出場し二ゴロに終わっている。また登板翌日だった4月28日(同29日)のガーディアンズ戦にも欠場しており、今季3度目となる。

 26日(同27日)の試合には「3番・投手兼DH」で投打同時出場していたが、8回に腰の張りを訴えて途中交代していた。6回10奪三振も、被安打6本、5失点で3敗目を喫し「なんとなくだましだまし投げていた感覚かなと思います」と話していた。先発登板の際に、腰の張りを訴えたことはあるかというという質問に指揮官は「それはない」と、初めてであると明かした。

 ヘッドトレーナーのマイク・フロスタッド氏は、大谷が訴えている張りは腰の上部あたりにあると説明した。登板時の3回を終えたあたりで症状を訴えており「登板中にいつもとは違うストレッチをしだしたので我々も気付いた」と話した。一夜明けた現在の状態について「昨日(26日)よりいい。張りが出ただけで構造上で気になることではない」と改善傾向にあるとしており、ストレッチやマッサージといった通常の治療を行っているという。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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