山川に4打席四球も「逃げたわけではない」 DeNA三浦監督が語った“主砲封じ”

DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】
DeNA・三浦大輔監督【写真:荒川祐史】

山川には慎重な攻めを徹底「振らそうとしたが振ってもらえなかった」

■DeNA 1ー0 西武(27日・交流戦・ベルーナドーム)

 DeNAは27日、敵地・ベルーナドームで西武に1-0で競り勝ち、今季6度目の零封勝ちを飾った。相手の4番で絶好調の山川を4打席全て四球で歩かせたことが、結果的に大きな勝因となった。

 強力ベイスターズ打線と西武が誇る山賊打線の対決は、意外な展開となった。DeNA・大貫、西武・高橋の両先発が一歩も譲らず、6回まで互いに無失点。DeNAは7回に伏兵・関根の適時打で1点をもぎ取ると、8回1死二塁のピンチにはエスコバー、9回には守護神・山崎につなぎ、最少得点を守り切った。

 ポイントは山川対策だった。15本塁打、33打点はいずれもパ・リーグトップ。規定打席数には達していないものの、驚異の打率.342をマークしている。逆に言えば、山川を除けば、現状の西武打線では特に調子のいい選手は見当たらなかった。

 先発の大貫は2回、先頭の山川をカウント3-1から歩かせたが、続く呉を低めいっぱいの145キロ速球で見逃し三振に。愛斗に中前打を浴びて1死一、三塁とされたものの、中村をスライダーで三ゴロ併殺に打ち取り、得点を与えなかった。

結果的に四球「簡単にどんどんストライクを取りにいけないのは当然のこと」

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