大谷翔平の躍動、語り草の大逆転劇… 今季の「セ・パ交流戦」も名シーンに注目

楽天・鈴木大地【写真:荒川祐史】
楽天・鈴木大地【写真:荒川祐史】

2016年は大谷翔平が交流戦で3勝

「Monday パ」では、1軍公式戦が行われないことの多い月曜日でも、パ・リーグの旬な情報を配信。5月第5月曜日は、番外編。現在は「日本生命セ・パ交流戦2022」が行われているため、直近の交流戦を動画で振り返る。(所属チーム名は当時、成績は5月29日時点)

○2016年

パ 60勝(1分)47勝 セ
最優秀選手賞(MVP):城所龍磨(ソフトバンク)
日本生命賞(パ):大谷翔平(北海道日本ハム)
日本生命賞(セ):鈴木誠也(広島)

 当時ソフトバンクの城所龍磨外野手が輝いた。交流戦期間中には53打数22安打5本塁打で打率.415を記録し、首位打者も獲得。またこの年は、大谷翔平投手(現・エンゼルス)が自身初の20本塁打以上、打率3割超え、2桁勝利と“二刀流”を本格的に体現したシーズンでもある。大谷選手は交流戦で3勝を挙げ、期間中トップの防御率0.38を記録。パの日本生命賞を受賞している。

○2019年

パ 58勝(4分)46勝 セ
最優秀選手賞(MVP):松田宣浩(ソフトバンク)
日本生命賞(パ):鈴木大地(ロッテ)
日本生命賞(セ):柳裕也(中日)

 松田宣浩内野手の活躍もありソフトバンクが優勝。同年には3年連続の日本一も達成している。また、日本生命賞を受賞した鈴木大地内野手は、6月16日の中日戦で最終回に本塁打とサヨナラ打を放ち、5点差を大逆転するドラマの立役者に。交流戦の名シーンとして今なお語り継がれる。

○2022年

パ 19勝(0分)17勝 セ

 今季の交流戦は、29日にパ・リーグ6球団が7年ぶりとなる6球団全勝を果たすなど、今のところパ・リーグがわずかに勝ち越している。打っては、“ジョーカー”ことソフトバンクの牧原大成内野手が打率.526の大活躍。西武とソフトバンクがヤクルトと並んで、勝率1位につけている(4勝2敗)。

 交流戦が始まり、2カードが終了。ここ数年交流戦で強さを発揮しているオリックスは2カード連続の負け越しスタート。またロッテ、日本ハムは3勝3敗とここまで五分の成績を残している。日本ハム・北山亘基投手の熱投など、名シーンがまだまだ生まれそうな予感だ。

(「パ・リーグ インサイト」小野寺穂高)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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