阪神自力V消滅招いた“痛恨の8回” OB疑問符「勝てる可能性を残すのがベンチの仕事」

西武は8回に平良、9回に増田の必勝リレー「投手を温存しても追いつかなかったら後はない」

 僅差でリードする西武は勝ちパターンの平良と増田が8、9回に出てくるのは想定済みだったはず。貧打の打線で大量得点が見込めない現在の状況では「その2人から1点と2点どっちがいいか。西武側としても2点リードならソロはOKという気持ちにもなる」と指摘。

 さらに「投手を温存しても追いつかなかったら後はない。追いつくためのチャンスを残すには、あの場面での失点は避けたかった」と野口氏は続ける。

 この日はヤクルトが勝利した為、タイガースは開幕から54試合目で自力優勝が消滅。それでも、「今の時期の自力V消滅はそれほど気にすることはない。勝ち負けでこれも(自力V)消滅する。一喜一憂することなく目の前の試合をどうするかを考えるべきでしょう。だからこそ、ベンチが最善の策を取る必要がある」と奮起に期待していた。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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