大谷翔平からキング独走19号 ヤ軍ジャッジの攻略法は「ゾーン高めに来た球を」

19号本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】
19号本塁打を放ったヤンキースのアーロン・ジャッジ【写真:ロイター】

ジャッジ「オオタニと対戦できるのはうれしい。球界最高の選手だから」

■ヤンキース 6ー1 エンゼルス(日本時間3日・ニューヨーク・Wヘッダー第1試合)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は2日(日本時間3日)、エンゼルス・大谷翔平投手からキング独走の19号を放った。本拠地で行われたエンゼルスとのダブルヘッダー第1試合の3回に2試合ぶり弾。「オオタニと対戦できるのはうれしい。球界最高の選手だから。彼はチャレンジャーだ。必ずまた対戦する。きっと彼に仕返しをされるよ」と振り返った。

 2点リードの3回先頭。2球で追い込まれたが、5球目の高めに浮いたスライダーを逃さなかった。「初球に1球(スライダーを)投げてきたから、どんな変化をするのか見ることができた。2ストライクだったから、とにかく当てようとしたんだ」。失投をきっちり捉えるのはさすがだった。

 この試合で大谷は75球を投じたが、空振りは3球だけと極端に少なかった。投球の癖を盗まれていた可能性が指摘されていたが、ジャッジは「彼に対するアプローチはストライクゾーンの高めに来たものを打つ、ということぐらいだよ。えげつないスプリットや優れたスライダー、カーブがあるからね。ゾーン高めに来た球を狙った。幸運にもあの打席ではそれができたよ」と話すにとどめた。

(木崎英夫 / Hideo Kizaki)

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