阪神・青柳晃洋が防御率1点切り…「0.98」で規定投球回到達、いきなり1位に登場

阪神・青柳晃洋【写真:荒川祐史】
阪神・青柳晃洋【写真:荒川祐史】

今季は新型コロナウイルスに感染し出遅れていた

■阪神 3ー0 日本ハム(交流戦・4日・甲子園)

 阪神の青柳晃洋投手が4日、甲子園の阪神戦に先発し8回無失点で6勝目を挙げた。今季の防御率は「0.98」となり、試合開始の時点であと2回としていた規定投球回にも到達。いきなりセ・リーグ防御率ランキングの1位に登場した。

 青柳は今季、開幕直前に新型コロナウイルスに感染して出遅れ、これが8試合目の登板。1試合2点以上取られたことがないという驚異的な安定感を誇る。3完投も大野雄大(中日)と並び12球団トップだ。

 この日も4安打を浴びたものの連打は一度もなかった。4回1死から清宮の二塁打で唯一となる得点圏の走者を背負ったものの、野村を中飛、万波を遊直と売り出し中の打者を打ち取り無失点でしのいだ。一方で8個の三振を奪っている。

 青柳は昨季も防御率2.48を記録し、これは柳裕也(中日)に次ぐセ・リーグ2位だった。さらなる進化を見せている今季、どこまで数字を伸ばしてくるだろうか。シーズン防御率の日本記録は、1943年に藤本英雄(巨人)が記録した0.73。戦後では1970年に村山実(阪神)がマークした0.98が、規定投球回に到達した上で1点を切った唯一のケースとなる。

(Full-Count編集部)

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