エンゼルス10連敗に「イライラしている」 マドン監督、精彩欠く攻守に怒り心頭

試合後に取材に応じたエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:木崎英夫】
試合後に取材に応じたエンゼルスのジョー・マドン監督【写真:木崎英夫】

大谷は3打席連続出塁も…主砲トラウトが23打数連続無安打の惨状

■フィリーズ 7ー2 エンゼルス(日本時間5日・フィラデルフィア)

 エンゼルスは4日(日本時間5日)、敵地でのフィリーズ戦に2-7で敗れ、6年ぶりの10連敗を喫した。最大11あった貯金は、ついにゼロに。打線の機能不全は深刻で、ジョー・マドン監督は試合後「努力が足りていないわけではない。それこそが、私がイライラしている大きな理由」と怒りを露わにした。

 先発のローレンゼンが初回にいきなり5失点。出端をくじかれると、跳ね返すだけの力は今のエンゼルス打線にない。「2番・DH」で出場した大谷翔平投手は2打数1安打2四球で3打席連続出塁とチャンスを演出したが、あとを打つトラウトが自己ワーストを更新する23打数連続無安打の絶不調。2点を返すのが精一杯で、終盤にダメを押された。

 マドン監督は「打線が機能していない。守備も以前ほどシャープではない」と現在のチーム状況を一刀両断。トラウトについては「彼は(打つべき)球を捉えられていない。我々が今この状況に直面している大きな要因がそこだ」と苦境の大きな要因に挙げた。

 2016年8月に喫した11連敗以来となる10連敗。指揮官は「10日前は最高の気分だった。私としては状況を適切に読む必要がある」を足元を見つめる。開幕直後の好調ぶりはすっかり失せ、抜け出せない泥沼。大谷も5試合アーチから遠ざかっているが「ショウヘイはボールをしっかり打てている時もある」と好材料を見出した。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY