大谷翔平の“元祖ライバル”がトレード直訴 マイナー降格で限界か「苛立ち見せた」

ヤンキースのミゲル・アンドゥハー【写真:Getty Images】
ヤンキースのミゲル・アンドゥハー【写真:Getty Images】

肩を痛めた2019年から出場数減…球団は外野手にコンバート

 ヤンキースのミゲル・アンドゥハー内野手が、他球団へのトレードを直訴していると米メディアが伝えている。2018年に27本塁打を放つなど台頭し、大谷翔平投手(エンゼルス)と新人王を争ったが、翌2019年以降は出場機会が極端に減少。ニューヨーク紙「ニューヨーク・ポスト」は「かつてヤンキースの中心選手の1人となると目されていた27歳の外野手が、トレードを直訴した」と報道した。

 MLB公式サイトによると、4日(日本時間5日)のタイガース戦後にマイナーに降格。アンドゥハーがブーン監督にトレードを直訴したと、ドミニカメディア「Z101」でディレクターを務めるヘクター・ゴメス氏が伝え、米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者も続いた。

「ジ・アスレチック」は「なぜアンドゥハーはヤンキースとうまくいってなかったのか?」と疑問を投げかけ、現状を整理。2019年に肩を痛めて三塁の定位置を失うと、チームは外野手に転向させようとしていたことを理由のひとつに挙げた。ただ、ヤンキースの外野にはジャッジやヒックス、ギャロがおり、DHにはスタントン。さらに控えにはカーペンターやゴンザレスと入る余地がない状況だ。

 マイナー降格は今季3度目。「ニューヨーク・ポスト」は「降格に苛立ちを見せたアンドゥハーは、退団したがっている」と綴った。さらにトレード直訴は今回が初めてではなく、昨季終了後から他球団への移籍を望んでいることも添えた。

 今季ここまで12試合に出場して0本塁打、3打点、打率.268。本人の望み通りに“放出”は叶うのか、それともヤンキースで再起を地道に目指すのか……。今後の処遇が注目される。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY