打者は逆に無反応「現実なわけがない」 絶望の“56cm移動”が「すんごい魔球」

タイガースのアレックス・ラング【写真:ロイター】
タイガースのアレックス・ラング【写真:ロイター】

「誰かマグネットを持って立っていた?」信じがたい異次元の軌道

■ヤンキース 5ー4 タイガース(日本時間6日・ニューヨーク)

 強力な磁石で引き付けられたような急変化を見せる超魔球に、驚きの声が上がった。5日(日本時間6日)のヤンキース戦でタイガースのアレックス・ラング投手が投じた一球は、なんと約56センチも“移動”。超常現象のような軌道に、ファンは「すんごい魔球」「誰かマグネットを持って立っていたのか?」と腰を抜かした。

 ラングは同点の6回から登板。1死走者なしで左打席にアンソニー・リゾを迎えた場面で、衝撃のボールが投じられた。カウント2-1からの低めに投じられた4球目は、ボールになったものの“ギュイン”と大きくうねる。リゾは微動だにしなったが、逆に動けなかったとも捉えられる異次元の軌道だった。

 リゾを遊ゴロに仕留めたラングは、1回2/3を投げて2安打2四球1三振で1失点。勝利に貢献できなかったものの、「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は「とんでもない97マイル(約156.1キロ)のシンカー」と大注目。水平方向に22インチ(約55.9センチ)の変化したことも添えると、ファンは「おそらく私が今まで見た中で最もエグい球」「狂気」「これが現実なわけがない」と目を疑っていた。

【実際の映像】打者は逆に無反応「現実なわけがない」 超常現象の“56cm移動”が「すんごい魔球」

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