鷹の連敗止めた中村晃と甲斐の“好プレー” 東浜とチームを救った4回の守り

チーム事情で右翼に入った中村晃の好返球「打てなくてもああいうプレーが大きい」

 ボールはやや三塁側に逸れたが、これを甲斐拓也捕手がカバー。送球をミットに収めると、タッチをかいくぐろうとした近本の体に辛うじて触れた。間一髪のところでアウトにし、先制点を奪われる危機をなんとか防いだ。

 今季、中村晃は主に一塁で起用されており、右翼でのスタメンは10試合目。柳田を指名打者に置くための首脳陣の措置だが、普段と異なる役割でもきっちり果たすのが中村晃という男。好返球でチームを救い、指揮官も「ずっとファーストをメインでやってる選手がああいうところでしっかりとプレーしてくれてるのが大きい。打てなくてもああいうプレーが大きい」と称えていた。

 甲斐のキャッチも走者と重なる難しい状況だった。それをキッチリと捕球し、走者の動きを見極めて食らいついてタッチにつなげた。「少しボールは逸れていたんですけど、ランナーが逃げたのを見てタッチしにいってるっていうところが拓也の上手さ。案外、ああいうプレーだと、少し諦めモードで遅くなるんですけどね。あれはナイスプレー」と指揮官も目を細めていた。

 6月に入って7試合中6試合が1桁安打と打線が下降線をたどっているソフトバンク。「今は我慢の時」と藤本監督も言う。ただ、打てない時でも、勝たなければいけない。投手が踏ん張り、野手は必死に守る。打線の元気がない中での勝ち方を示したこの日の一戦だった。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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