大谷翔平の起用法はどうなる? ネビン監督代行「彼は健康面にとても率直で正直」

試合前に取材に応じるフィル・ネビン監督代行【写真:盆子原浩二】
試合前に取材に応じるフィル・ネビン監督代行【写真:盆子原浩二】

ネビン監督代行「彼はスケジュールを決定する権利を持つに値する」

■エンゼルス ー Rソックス(日本時間9日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は8日(日本時間9日・開始時間10時38分)、本拠地でのレッドソックス戦に「1番・DH」で先発出場する。チームは前日にマドン監督を解任。代わりに指揮を執るフィル・ネビン監督代行は試合前、大谷の起用法について問われ「同じだ。変わらないよ。会話していく」と強調した。

 マドン前監督は対話を重視。水原通訳を交え、密なコミュニケーションの中で大谷の意向を最大限に尊重してきた。その姿を間近で見てきたネビン監督代行も“マドン路線”を継承する姿勢。大谷について「彼は自分の健康面についてとても率直で正直だ。彼は毎日プレーするのが好きだ」と理解する。二刀流への信頼は揺るぎなく「もちろん私が決断するが、彼は正直で、スケジュールを決定する権利を持つに値する。ショウヘイはトレーニングスタッフなど私たちみんなにとても正直なんだ」と語った。

 監督解任という荒療治に出たチームは前日7日(同8日)、延長10回の末に敗れて球団ワーストの13連敗。9試合ぶりの14号を放ったマイク・トラウト外野手は3回に途中交代し、この日はスタメンから外れた。泥沼から向け出すには大谷の爆発が欠かせないだけに、引き続き対話を重ね、故障防止へ注意を払っていく。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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