打者動けず「手も足も出ない」 時間止まった“一球”は「なんでこんなに美しいんだ」

7回無失点で5勝目を挙げた楽天・岸孝之【画像:パーソル パ・リーグTV】
7回無失点で5勝目を挙げた楽天・岸孝之【画像:パーソル パ・リーグTV】

楽天・岸孝之が今季5勝目、絶対絶命のピンチで投じた“完璧ボール”

■楽天 4ー1 広島(交流戦・9日・楽天生命パーク)

 楽天の岸孝之投手が9日、“美しすぎる直球”を武器にセ・リーグの打者を圧倒した。楽天生命パークでの広島戦で、7回6安打無失点の快投で今季5勝目。絶対絶命のピンチでは、完全無欠の“一球”で打者を一歩も動かせず。ファンからは「なんでこんなに美しいんだ」「手も足も出ない」と称賛の声が上がった。

 綺麗な縦回転のボールが、吸い込まれるように捕手のミットへと向かっていく。球速は140キロ台でも、広島打線は捉えられない。象徴的だったのは、2点リードで迎えた7回2死満塁のピンチ。中村奨に対し、4球目に投じた内角の144キロで見逃し三振。全く反応出来なかった中村奨は、思わず天を仰いだ。

 時間が止まって見えるような美しさ。成長著しい日本ハムの吉田輝星投手も“美直球”と話題を集めるが、通算146勝の37歳も衰え知らず。「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeが注目して取り上げると、ファンも「これぞ球速以上のキレとノビ」岸さんのストレートは美しすぎる芸術品だから美術館に飾ったほうがいい」「7回二死満塁の最後のストレートすんごい惚れちゃう」と見入っていた。

【実際の映像】打者も天仰ぐ「なんでこんなに美しいんだ」 楽天・岸の“完全無欠の一球”に「手も足も出ない」

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